とりとめもなく、だらだらぬるぬる書き留めるらしいです。

へーベルハウス外壁リフォーム(2)

築13年を過ぎた自宅(ヘーベルハウス)の外壁塗装リフォーム。
その1からの続きです。

コストの高い旭化成リフォームに依頼して構造体の保証を継続するか、コストの安い地場工務店に頼んでお金をセーブするか。
見積の際、へーベルハウスのリフォームフェアにお邪魔しましたが、とても盛況で多数のお客さんが見えてました。
このフェアに参加した人には、名古屋駅前ビルにも関わらず1日分の駐車場代は出るわ、食事券は出るわ、ということでかなりコストかかっています。


↑リフォームのカタログももらいましたが、これまた豪勢な冊子です。

もともと大手ハウスメーカーというのは販促費にかなりの費用をかけています。
新築検討時にも、巨大なモデルハウスに食事つきバスツアーほか色々とコストのかかった活動を見てきました。

新しく家を建てる際には、構造上こだわった点から旭化成ホームズに決めましたが、外壁塗装にはそこまでのこだわりがありません。
性能のよい塗料で、正しい工法で塗装してもらえるなら、旭化成リフォームである必要はない。

そこへきて、工務店と旭化成リフォームで見積約80万円の差。
で、さんざん迷った結果、今回は他社でお願いすることにしました。
といっても、旭化成リフォームにお断りの連絡を入れただけで、他社との正式契約は後日ですが。

見積の差は下記のとおり。

旭化成リフォーム見積220万→工務店見積145万
・足場、防護ネット:32万→23万
・安全対策、運搬、カーポート&フェンス脱着等:19万→0(↑に含まれる)
・壁、屋根、軒天水洗い:8万→3万
・養生:15万
・シーリング増し打ち:20万→15万
・外壁塗装:104万→68万
・屋根塗装:9万→10万(ただしオプションで遮熱塗装を追加)
・軒天、基礎、樋、玄関枠塗装:13万→11万

※工務店では、エクステリアの小さな壁もサービスで塗りなおしてくれるらしい。

何かの記事で、旭化成リフォームの粗利は33%(1/3)だという話を見たことがあります。
自前で作業員を確保しているわけではない同社は、顧客から受けた案件を工務店に卸しているわけで、つまり下請けに払っている費用はだいたい施主の支払う価格の2/3くらいという(適当な)計算になります。
今回旭化成の見積220万円を2/3すると145万になり、上記の計算とピッタリ一致してしまう。
なんだか適当な計算が信ぴょう性あるものに見えてきます。

ということで、旭化成リフォームではなく他社に依頼するときの観点としては、価格以外には、
(1)採用する外壁用塗料および塗装方法
(2)保証
あたりと考えます。


まず、外壁用塗料について。

旭化成リフォームが採用する塗料は、藤倉化成のセラミトーンマチエール(HG)。
これはヘーベルハウス専用塗料で、基本的に他社では採用できません。
単価は、我が家で選択した色については4,800円/m^2。(マチエール”グラン”という上級グレードだと、5,320円/m^2)
色およびグレードがいくつかあるようで、もう少し安いものもあります。
耐久性は、30年モノと15年モノとあるらしく、我が家は15年モノです。
塗装の種類は、「水性」の「アクリルシリコン樹脂」で「多彩模様塗料」なります。

工務店の見積では、塗料は日本ペイントの水性ペリアートUVか旭化成建材のグランロックとなっています。


どちらもセラミトーン同様、水性アクリルシリコン系で多彩模様の塗料です。
水性ペリアートUVは、ヘーベルハウスの外壁リフォームでの採用例をWEBで見つけられます。
グランロックは、同じ旭化成建材のALCパワーボードで使われているため、へーベルハウスのヘーベル版とも相性は良いはず。
単価は、ペリアートUVが3,440円/m^2、グランロックが3,143円~3,328円/m^2。
耐久性は、明確なスペックは存在しませんが、だいたい10~15年とのこと。
なお、塗料と色の選定は、工務店との正式契約時でよいとのことでした。(どれを使っても見積は同じだとか・・・)

作業工法は、どちらもシーリング増し打ちの上で下塗り→上塗りの2回塗装です。


次に保証について。
他社に外壁塗装を注文することにより、旭化成の構造体(外壁・屋根・防水・鉄骨)に対する保証は切れます。
ただし、たいていかわりに工務店の塗装10年保証がつきます。
よって、外壁・屋根は今回の塗装で工務店が見てくれます。
鉄骨は、60年持つと宣伝している住宅の柱なので、そうそう問題はないでしょう。
唯一の心配点は防水シートですが、我が家は屋上の防水シートを自分で点検できるつくりなので、何かあれば被害が大きくなる前に自分で補修できますし、個別に工務店に頼むこともできます。


【ロングライフプログラム編】ヘーベルハウスの外壁塗装は、旭化成リフォームに頼むべきか?
ヘーベルハウスの塗装は30年メンテフリーですか?
ヘーベルハウスの30年保証は本当なのか真剣に考えてみた
へーベルさん解約させて下さい!➄~解約の経緯~

いろいろと、ロングライフプログラムに対する疑念を紹介するサイトも見つかります。
ただし、最新のヘーベルハウスでは”初期保証30年”としており、30年間ヘーベルの指定する無料の定期点検を受けることが保証条件であり、「有償の補修をせよ」とは書いてないので、上記の疑念は若干古い話かもしれません。

そういえば、最後の「ヘーベルさん解約させてください」のブログに、ひとつ面白いことが書かれていました。

契約を交わす際に、営業が契約書を端から読んでいき一つ一つ確認していったのですが、保証期間の書いてあるページだけ「保証に関しては、沢山書いてあるので後で確認しておいてください」といってスルーしたのだ!!

今回の外壁塗装見積に際し、保証について旭化成リフォームの営業さんに確認した際、上記と全く同じことを言われました。
保証についてはあまり触れられたくないんですかね?
ちなみに、最新のヘーベルハウス ロングライフプログラム(60年無料点検)は、下記にて確認できます。

ヘーベルハウス ロングライフプログラム


いちおう誤解のないように書いておくと、今住んでいるヘーベルハウスの性能には満足しています。
・・・当初期待した程度には。

さて、そんなこんなでメーカー純正リフォームを蹴った我が家の外壁塗装はどうなるでしょうか?
その(3)に続く~。


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