とりとめもなく、だらだらぬるぬる書き留めるらしいです。

Spruce Pro Sport Risersを試す

以前購入した、スキーボード用のSpruce製解放式ビンディング「Pro Sport Risers」。
RVL8 Rumspringaと組み合わせて使ってみました。


RVL8 Rumspringa + Spruce Pro Sport Risers

まずこのPro Sport Risersとは何なのか?
簡単に言うと、4×4のビンディングを取り付けられるスキーボードに、アルミフレーム(ライザー)をかませて解放式ビンディングを取り付けるものです。
製品としては、アルミの逆台形フレームに、チロリアのSX10というビンディングが付いている。

スキーボードのビンディングには、一般的なスキーと同様の、ある程度の力が加わると外れる機構を持っている解放式ビンディングと、バネのような構造により自分で外さない限り外れない非解放ビンディングがあります。


これが解放式ビンディング。一般的なスキーと同じような構造。


非解放ビンディングその(1)。
スキーボードに最初から取り付けられて販売される専用品。プラで軽量。加水分解には注意。


非解放ビンディングその(2)。
これは4×4規格で、対応する他のスキーボードにも流用可能。金属で重いが高剛性かつ長寿命。

このような非解放ビンディングは、解放式と比べると

【長所】
・軽い(とくにプラ製)
・激しいトリックでも外れない
【短所】
・外れないがゆえに転んだ際に大ケガにつながる
・脱着が面倒

といった違いがあります。
解放式ビンディングは、当然上記と逆の特性を持ちます。

で、今使用しているRamSpringaですが、長さ103センチとスキーボードの中では比較的長い。
非解放ビンディングで紹介した最初のK2 Fatty(という板)は長さ88cmで、非常に取り回しがしやすく、転んでもそうそうケガをしない長さですが、これが103cmになると一気に15cm長くなり、特に足を交差させるようなトリックで危険度が増します。
長い板というのは、それだけ転んだ際に足がねじれる危険性が高いため、非解放ビンディングでは思い切ったトリックにチャレンジするのを躊躇するところがありました。
よって今回それを払拭するために、購入しておいたPro Sport Risersを導入することにしました。
大きなデメリットとなる重量について、上記非解放ビンディングの板と比較すると、

非解放その(1):Fatty88 2.2㎏
非解放その(2):RumSpringa+AX1 3.2㎏
今回のレビュ対象:RumSpringa+Pro Sport Risers 4.4㎏

ということで、Fatty88の倍の重量になってしまいました。
ここで、取り付けた部分をズームしてみます。


ビンディングは、チロリアSX10。アルミフレームの板との接地長は約15cm


フロント部。板との距離(高さ)は最も遠いところで約2cm


リア部。板との距離はフロント同様約2cm


フロント部を正面から。ビンディング位置は結構高い


リア部を正面から。剛性のありそうなアルミフレーム

フロント・リア部が、画像のとおり板から浮いています。
この理由をご存知の方は、かなりのスキーボード好きでしょう。

これは「板の”しなり”を殺さないため」に浮いているのです。
解放式ビンディングを直接板に取り付けると、先端から後端までのおよそ50cmがビンディングおよび履いたブーツによって板に固定されることになり、長さ100cm程度しかないスキーボードは、自由にしなる長さが前後それぞれ25cm程度しかなくなり、非常に固い板になってしまいます。
これを防ぐために、逆台形のアルミフレームでビンディングを浮かせ、ビンディングと板との接地部分を15cmとすることで、板のしなりを最大限生かすことが、このPro Sport Risersの目的となるわけです。

ここまで読んだ人は、板のしなりを何に使うかなんて説明は必要ないと思うので省きます(笑)


野沢温泉にて、RumSpringa+Riserデビュー

というわけで、この板で1月末に野沢温泉スキー場にて滑ってきました。
しかし、野沢温泉まで行ったのに雪がない。
スキー場のゴンドラ手前まで、ノーマルタイヤでも問題ないレベル。(注:レヴォーグはVRX2履いてますけど。)
スキー場も斜度の高いところは雪が少なく、ところどころ枝やら土やらが見えていて危険。
標高の高いエリアは、それなりに雪が積もっていましたが、パウダーのような雪はほぼ皆無。
そして、周辺のスキー場がオープンできないため、野沢に大量のスキー客が集中し、土日はものすごい混雑でした。(朝8時半ごろから、リフト券買うのに30分・ゴンドラ乗るのに15分並ぶほど)

で、そんな素敵なコンディションの中試したRamSpringa+Pro Sport Risersですが、これがなかなかいい。
重量が増えた分、取り回しは悪くなったものの、高速域での安定性が高くなった。
スピン・スライド系のトリックは特に変化ありませんが、プレス系は板のしなりを生かして弾く動きがやりやすくなりました。
そして、ゴンドラ乗り降りの際の脱着がとーーーっても楽。
ストックを持っていないので、履くときはいつもよりさらに平坦なところでないと、片足を履いた後もう片方を履くのに苦労しますけれども。
これで、RamSpringaを活躍させる場をかなり増やせそうなので、満足です。
脱着といえば、板を外したときに1点気を付ける必要があるのは、アルミフレームでビンディングの位置が高くなったため、板を外した状態でのブレーキが利きにくくなっているという点です。
うかつに急な斜面で脱ぐと、ブレーキが利かず板が流れる恐れがあるので、注意が必要と思いました。

あ、そういえば、以前の日記で、RamSpringaを「(1)速い」「(2)曲がらない」「(3)固い」「(4)長い」と表現しましたが、Pro Sport Risersを使用した結果、板のしなる長さが有効活用されて(3)がだいぶ改善した感があります。
(4)は、たとえばクロスステップのトリックは解放ビンディングを実装したとしても、長い分やりにくいのは変わりませんが、恐怖心はだいぶ減りました。
Riserとは関係ないのですが、「(2)曲がらない」については、あれから一度この板をスキーショップへ出して、ソールとエッジをきっちりメンテしてもらったところ、生まれ変わったかのように滑りやすくなりました。
実はプロショップへスキー板を持ち込んだのはこれが初めてだったのですが、やはり有償で仕事を請け負っておられるだけあって、たかがスキーボードでもかなりの違いが出ました。

また今度持って行ってみようかな。



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