とりとめもなく、だらだらぬるぬる書き留めるらしいです。

VAIO VGC-LT80DB Windows10化

WIndows 7のサポートが切れて10か月近く立ちます。
我が家のPCは、

・自作PC(Win10 Pro Ver2004)
・MS Surface3 (Win10 Home 1909)
・Acer AS5349-BT824(Win10 Home Ver2004)
・SONY VAIO Type-L VGC-LT80DB(Win7 Home SP1)

と年季入ったもの含めて4台ありますが、LT80DBだけWin7のままです。
いかんせん、メーカーカスタムの多いボードPCというのは、OSアップデートも一苦労するので、しばらく放置していました。
が、さすがにチマチマ利用するときにWin7のままではセキュリティ上問題あるだろうということで、一念発起Win10化することに。

LT80DBは、もともとVista Homeの入ったPCでした。
Win7へのアップグレードパスは無かったので、Win7化は新しくOSを購入しました。

Win10への無償アップグレード期間は既に終了していましたが、ネット記事では今だWin10へそのままアップグレードできる、という情報が多数見つかっていましたし、我が家のAcer AS5349も期間終了後にとくに新規費用をかけることなくWin10へアップグレードできたため、今回も同様にMSサイトからWin10インストールイメージを入手し、USBメディアに焼き込んで新規インストールすることにしました。

ドライバやアプリは、前回Win7化したときに残しておいたWIMイメージやWEBから落としたものを保管してあったため、それを利用。(残念ながら、ソニーによるWEB上での公開はすでに終了したものが大半です。)

LT80DBは、64GBのSSDを導入していましたが、さすがに容量が少なく不便を感じたので、今回240GBのSSDに置き換えることに。


これまで利用していた、CFD販売の64GB SSD(Micron CSSD-S6M64NM4Q)


今回置き換える、Crucialの240GB SSD(crucial BX500 CT240BX500SSD1)


昔のSSDより今のものは若干薄いんですね。
先日PS4や自作PC用に購入した500GBのSSDも、確かに薄かった。
しかし、両面テープで固定する場合とくに困るシーンはありません。


ステーに取り付け 例によって両面テープ


本体に装着

で、ネジ数十本を外して背面カバーを取っ払うと、ディスクを入れ替え。
元に戻してWin10のインストールイメージを記録したUSBメモリから起動させる。
BIOSは何も変更しませんでした。

しかし、すぐインストーラーは動かず、なぜか回復オプションからの起動となりました。
よくわからないので、適当に回復させる→再起動を2~3回繰り返すと、Win10インストールが始まりました。
1回くらい、電源長押しによる強制再起動をした覚えがあります。


USBメディアから起動時、最初は回復オプションから?


とりあえず回復させる


2~3回の再起動のあと、インストールが始まった

インストールはとくに滞りなく進行。
そして、キチンとWin10として起動しました。
インストール時にプロダクトキーを入力するシーンがありますが、そこでは「プロダクトキーがありません」を選択しました。
Win10インストール後に、Win7 Homeのプロダクトキーを入力することで認証できます。
もしかすると、インストール時にプロダクトキーを入れることで、認証済みでセットアップしてくれるのかも。


プロダクトキーは入れずにセットアップするとこうなる


Win7のプロダクトキーを入れると認証されました

インストールされたWin10は、バージョン20H2と書かれていました。
2020年10月リリースのバージョンのようで、最新版ですね。


バージョン20H2・・・H2って?


32bit版です

参考までに、デバマネの主要なハードウェアをスクショしておきました。
手動で入れたドライバは、
・NVIDIA GeForce 8400M GT(ビデオカード)
・MemoryStick0 Device(メモリースティックリーダ)
・Felica Port/PaSoRi(Felicaポート)
・Buffalo Digital TV Tuner V01(純正TVチューナ)
・MonsterTV HDUS(Recording Device、Remote Control)
・Firmware Extension Parser
・Sony Lucid Integrated Mpeg encoder
といったところかな?(あとチップセットも入れたかも)

HDUSについては、詳細は記載しませんが、TVTEST+BonDriver_HDP2+WinUSBで動作しています。


なが~いデバマネ画面

一通り、デバイスドライバも入りましたが、ひとつ大きな問題があります。
TVEnhanceが動きません。
起動させると、地域設定するウインドウは起動しますが、その後下記エラーとなりアプリ終了します。


TVチューナーデバイスが存在しません・・・?

ドライバは下記の通り正しく入っていますし、デバマネにも認識されています。
インストールしたのは、Win7時に正しく動いていたアプリとドライバですが・・・


ドライバのプロパティ


TVEnhance.exeのプロパティ

サービスまわりをチェックすると、異常が見つかりました。
TVEnhance Background Capture Service(TBCS)というサービスが起動していません。
手動起動させてみましたが、数秒後にサービス終了してしまいます。


「実行中」になっていない

イベントビューアで確認すると、以下のようなエラーが記録されていました。


TBCSサービスは予期せぬ原因により終了しました

古いバージョンのTVEnhanceを入れたり、管理者モードで起動したり互換性設定をしたりしましたが、動く気配なし。
まぁ、MonsterTV HDUSをつないでいて、そちらはWinUSBドライバの導入で正常に動作しているので、TVEnhanceはあきらめることにしました。

それ以外で目についた問題は2点。
Win10インストール時に自動で入った無線LANドライバだと、スタンバイ(スリープ)に入れない(ファンが回ったままフリーズ)ことがしばしば発生しましたが、別のバージョンのドライバをいくつか試すと解消しました。
しかし、それでもスリープ復帰後電波をつかまないなどイマイチ安定しないので、今はドライバを無効にして有線LANに切り替えました。
有線LANだと、Win10ドライバで特に問題なくスタンバイ・復帰できるようです。

また、Felicaポートについては、SFViewerというアプリがVAIO付属バージョンではWin10にインストール不可。
WEB上にある最新のSFViewerを入れてみましたが、今度はFelicaデバイスを認識できない。
Felica関連もほとんど使ったことないので、これ以上調べていませんが、動作させられるかどうかは不明です。

VAIOリモコンは無線キーボード扱いのようなので、そのまま動きます。
が、Windows Media Centerボタンは何も動かないし、アプリやメニューを起動させるボタンもないので、たとえばテレビをHDUSで見たければ、TVTestを手動で起動させてから、リモコンで操作する流れ。
リモコンのボタンをもっといろいろカスタマイズできるとよいのですが、やり方が見当たらない。

ということでLT80DBをWin10化しましたが、起動は超高速、スタンバイ・復帰も問題なし、動作はメモリ4GB(32bit)しかないため、それなり、という結果でした。
セキュリティ面で考えると、Win7をずっと使い続けるのもよくないので、Win10化してよかったと思います。
ただしTVEnhanceが目当ての人は、どうもWin10だとサービス起動に問題発生し、正しく動作しないようなので注意が必要です。



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