2012年7月29日の日別アーカイブ
とりとめもなく、だらだらぬるぬる書き留めるらしいです。

Panasonic P-01D入手

Rstream A1に続き、次の格安スマホに手を出しました。
ドコモの、Panasonic P-01Dです。




P-01DをAMAZONで検索(\4,900~)

白ロムで価格は4,000円程度。(最近はroot化やら何やらが知れ渡り上昇中)
去年の冬発売のまだ新しい機種ですが、機種変更0円など、とにかくものすごい値崩れをしています。
値崩れの理由は

・とにかく不安定で不具合多数。フリーズ、再起動頻発。
・内蔵メモリ1GBのうち、空き容量270MB程度。
 アップデートだけで、容量が埋まりアップデート失敗する。
・プリインストールアプリ多数で、起動時点でメインメモリ圧迫。

という状況だからだそうです。
PCに近い構造のスマホがそんなに不安定じゃ、とても大衆には売れない。
では、なぜそんな地雷スマホに手を出したか?

それは、この端末が「rootを取れる」からです。
rootを取れるということは、多数入っているプリインアプリをどうにかして、減らすことができるってことです。
日本製端末でroot取れる機種というのは、割と少なめですので、そういう興味もあって、購入してみました。



安かったのがマゼンダ・・・白のほうがよかったなぁw




バッテリーカバーがそのまま本体カラーリングのため、このカバーを変えれば色も変更できますが




SIMは普通のドコモUIM。写真はイオンSIMです。


さっそく起動してみましたが、確かに目もくらむほどのプリインアプリ。(「プリインストールアプリケーション」参照
GREE、モバゲ、Facebook、Gmail、変態新聞(笑)、、、ホント必要ないw
MVNO運用を考える側としては、ドコモ系アプリ(SPメール、ドコモマーケット等)もいりません。

しかし、プリインアプリのほとんどがシステムアプリ扱いとなっており、アンインストールもSDカードへの移動も出来ません。
そして本体起動すると、友連れされてあれこれ立ち上がる。

この不要アプリてんこもり状態、日本製パソコンとまったく同じですね。
台湾製PCに駆逐されている状況から、なーーんにも学んでない。

ということでroot化および不要アプリを立ち上げない設定を開始しました。
よろしければ参考にどうぞ。

注意:この手順により、P-01Dを壊す可能性があります。実施される場合は、必ずご自身の責任において行ってください。




まずは、買ってきた状態でP-01Dをアップデートします。
ちなみに、うちのP-01Dのビルドバージョンは「07.0087.0062」という、初期バージョンでした。

順序としては、

1. PCでアップデートのファイルをダウンロードする
2. PCとP-01DをUSBケーブルでつなぎ、ダウンロードしたファイルをコピーする
3. P-01Dでアップデートする

それぞれの手順は、ネットなどで調べればわかります。
P-01Dをアップデートしたら、ビルドバージョンは「07.0109.0068」となります。



次に、P-01Dのrootを取得します。
やり方は、ごりぽんソフトウェア様の情報を参考に。

1. P-01D用ADBドライバ入手、P-01DをPCにUSBデバッグモードでつなぎ、ドライバインストールしておく。
2. 上記サイトから「P-01Dお手軽root化セット」をダウンロード・解凍する。
3. PCからP-01Dを一旦はずし、↑の_run_me.batを実行する。
4.「 P-01DをデバッグモードONに設定してPCに接続してください」と表示されたら、P-01DをPCにつなぐ。
 (↑実行中に、ドライバを要求されるケースがあるらしいので、1で使ったドライバでもう一度インストール)
5. あとは「終了しました」と表示されるまで、PCには触らない。

UNIXコマンドを多少なりともかじってる人なら、_run_me.batの中身を見れば、何してるかなんとなくわかると思います。
P-01Dが起動され、アプリの中に「Superuser」があれば、おそらく成功です。
また、_run_me.batを実行したフォルダ内とSDカードに「boot.img」「recovery.img」「system.tgz」の3つのファイルが、バックアップとして保存されているはずです。




その次は、Link2SDを導入し、拡張領域をSDカード内に作り、そこにアプリをリンクさせます。
SDカードの拡張領域にはアプリ本体が配置されるので、できるだけ高速なSDカード(Class10推奨)をお勧めします。

やり方の詳細は、アンドロイド無料アプリまとめ様の情報などを参考にしてください。

<拡張領域作成>
1. MiniTool Partition Wizard Home EditionをPCでダウンロード、インストール。
2. P-01DをPCにつなぐ(USBデバッグモードOFFにして、USBストレージモードONにする)。
3. Partition Wizardを起動して、Ext3でP-01D内のSDカードに2~4GBのパーティションを作成する。
4. パーティションを作成したら、P-01DをPCから外して再起動する。

<凍結・リンク>
5. Google Playストア(Androidマーケット)から、「Link2SD」をダウンロードしてインストール。
6. 起動時にパーティションを選ぶウインドウが出るので「Ext3」を選択する。
7. アプリを「凍結」「システムアプリ⇒ユーザアプリ変換」「リンク作成」する。

これで、起動時に大量に読み込まれるアプリを減らすことができます。
アンインストールもLink2SDで出来ますが、消してしまうと戻すのが大変なので、今回は消さないことにします。

・凍結⇒そのアプリを使えなくする。いつでも凍結解除できる。
・ユーザアプリ変換⇒/systemにあるアプリを/dataに移動し、ユーザアプリ扱いに変更する。
 SDカードへの移動、アンインストール、リンク作成ができるようになる。
 いつでもユーザアプリからシステムアプリに戻せる。
・リンク作成⇒アプリ本体をSDカードに移し、本体にシンボリックリンクを作成する。

自分としては、システムアプリのうち
・使わないアプリ:凍結⇒ユーザアプリ変換⇒リンク作成
 (容量が少ないアプリなどは、凍結だけでもよい)
・使うけれども、P-01D起動時には不要なアプリ:ユーザアプリ変換⇒リンク作成
・P-01D起動時に自動で読み込まれるアプリ:そのまま
こんな感じで、各アプリを設定しました。
自動起動するシステムアプリは、ユーザアプリに変換するとトラブルを起こすことがありますので、凍結するか、システムアプリのまま使うかしてください。
(Google検索やYoutubeは、ユーザプリ変換すると正しく動作しませんでした。)





以上の作業により、メインメモリ領域は起動直後で200MBほど空くようになりました。
また内蔵メモリは、Android機能アップデートおよびアプリのアップデートをかけても、250MBほど空いています(それでも狭いですが・・・)。

しかしながら、動作は機敏になり、アプリもいろいろと導入することができるようにはなりました。
ネットでは、フリーズやブラックアウト、熱暴走に関する現象をたくさん見かけますが、今のところ問題なく動作しています。

1万円するスマホなら文句のひとつも言いたくなりますが、4000円の割にはよくできたおもちゃだと思います。
イオンSIMによる通信は、Rstream A1より速くなった気がしますねw



ということで、3つになったスマホ・・・どうしましょw


そろそろ、IIJMioかBB.Excite LTEあたりに乗り換えようかな?

[ P-01DのSIMロック解除(8/23) ] [ Panasonic P-01D入手(7/29) ]

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