0.はじめに
サクサクCMカットが出来て、あまり深く考えずにDVDオーサリングも出来る便利なソフト「TMPGEnc DVD Author(以下TDA)」。
前作1.5/1.6から大幅に機能強化された、2.0が発表されました。
さっそく、試用版を使ったレポートをお送りします。
なお、レポートは、1.5ないし1.6を使ったことのある方向けに、比較観点で書いています。
DVD Authorを使ったこと無い方は、当サイトの「TMPGEnc DVD Author 1.5」レポートを参考にしてください。
(あまり参考になるレポートじゃありませんが)
なお、TDA2.0レポートは、5部立てです。
- TMPGEnc DVD Author 2.0 概要(このページ)
- 起動~新規プロジェクト開始
- 入力設定
- スライドショー
- メニュー
- シミュレーション~書き出し
といったように、TDAの基本メニューになるべく沿った形で分けています。
1.TMPGEnc DVD Author 2.0 概要
TMPGEnc DVD Author 2.0は、映像ソース(MPEGデータ)のカット編集からDVDメニューの作成、そしてDVDディスクへの書き込みまで一括で行えるDVD-Video作成(オーサリング)ソフトウェアです。 各所でTMPGEncシリーズの開発で培われた動画処理技術がフィードバックされており、その代表的な例としてカット編集画面に採用されたTMPGEnc MPEG Editorの高速サムネイルとスマートレンダリング機能の搭載があります。 同価格帯のオーサリングソフトウェアの追随を許さないハイパフォーマンスを実現し、初めての方から多機能を求めるベテランまで幅広くお使いいただけます。 |
と、ペガシスのサイトにある概要を全部コピって終了(爆)。
では芸が無いので、このソフトの特長なんかを簡単に説明。
基本的に、凝ったメニュー構造を作りたいとか、そういう手の込んだことをやりたい人には向いてないです、このソフト。
TDAは、あくまで「簡単に」「高品質な」DVDオーサリングが出来るソフトなのです。
多機能を求めてはいけません。
たとえば、
- キャプチャボードで録画して
- CMだけカットして
- 適当な間隔でチャプター打って
- サクっとDVDに焼きたい
こういうものぐさな人(ほぼ私のことですな)には、ぴったりの道具だと思いますね。
ただ、簡単にとはいってもそこはTMPGEnc、追い込めばマニアックぶりを覗かせる設定も随所にちりばめられています。
バージョン1.5/1.6からの強化点としては、
フレーム単位のカットとスマートレンダリング対応
今までGOP単位でしかカット編集できませんでしたが、2.0からは好きなフレームでカットが可能です。
カットした部分だけを再エンコードする「スマートレンダリング」機能も搭載し、オーサリング時の時間は相変わらず最速の部類。トランスコード対応
録画したデータを詰め込んだら、4.7GB(ないし9.4GB)を超えちゃった、なんてことは結構あると思います。
そんなとき、データのビットレートを下げて、メディアに収まるサイズに再エンコードしてくれる機能がこのトランスコーディング。
計画性なくデータを詰め込んでDVDを焼きたい人には、うってつけでしょう。音声機能強化
フィルタリング機能でノイズ除去や正規化などが行えるようになりました。
また、リニアPCMにも対応し、高音質でDVDを作成できます。
個人的に、キャプチャデータの音なんてたいした質ではないので、あまりこだわったことはありませんが(wシミュレーション
待ってましたこの機能。
前作では、DVDフォルダを書き出すまで動作確認は出来なかったのですが、2.0からは書き出し前にシミュレーション機能で動作チェックが出来ます。
これで、DVDフォルダを作成したあと、気に入らなくてやり直し、なんていう手間が減りますね。
ざっと、これくらいでしょうか。
どれもかなり欲しい機能なんで、製品版がリリースされたら、かなりの確率で買ってしまうかも。
ということで、概要はこれくらいにして、試用レポートに移りましょう。
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