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トップ  >  ソフトウェアレビュー  >  サイバーリンク PowerDVD XP Pro

PowerDVD2.5
製造:サイバーリンク / 販売:サイバーリンク / 定価:8,500円

WindowsXP発売とほぼ同時にリリースとなったPowerDVD XP Pro。さっそく購入してきた(今回は自腹だぞ)。AV Watchとレポートが同じ日になってしまったのは少々ショックだが(笑)。

名前のとおり、XP正式対応を謳い文句にしているが、もちろん機能がそれだけであるわけがない。XPより搭載された新しい機能としては、

  1. DTSソフトウェアデコード対応
  2. ドルビープロロジックII対応
  3. SRS TruSurround XT対応
  4. カラーコントロール機能搭載

価格は、最上級のPowerDVD XP Proが、8,500円と、従来と比較して、少々お高い感があるが、DTSデコード、プロロジックIIにTruSurroundのライセンス料ということであろうか。AC-3出力しかしないのであれば、通常版のPowerDVD XPが3,980円で購入できるので、そちらにするのもひとつの手だ。また、Pro版だが、前バージョンのPowerDVDを所有している、もしくは、WinDVDをはじめとする他社製DVDソフトウェアデコーダーを使用しているなら、乗り換え/アップグレード版が5,980円にて手に入る。DVDドライブには、たいていDVD再生ソフトが付属しているので、この乗り換え/アップグレード版を購入できる人も多いだろう。

動作環境は、DOS/Vおよび98NXで、PC-9801/9821はサポートされていない。OSは、Windows98SE以降となり、とうとう95/98/NTは動作保証外となった。当然WindowsXPには対応している。

推奨CPUは、PowerDVD XPが、PenII400MHz(98SE/Me)/PenII450MHz(2K/XP)となり、XP Pro版は、PenII450MHz(98SE/Me)/PenIII500MHz(2K/XP)と、VR-Xと比較して要求スペックは上がっているが、現在販売されているパソコンであれば、まず問題ないだろう。

さっそく再生をさせてみた。テスト機は、ソニー製VAIO LX82/BP(PenIII1GHz/SiS630)である。使用したPowerDVDは、XP Pro版である。

インターフェースは、VR-Xまでのパネルを一新、ぱっと見、WinDVDっぽいスタイルになった。もちろん以前のスキンも準備されているので、古いほうがよいというユーザーはそちらに変えればOK。

テストに使用したタイトルは、アカデミー賞を総ナメにした、ラッセル・クロウの「グラディエーター」。何度見ても泣いてしまうのだが、映画のレポートではないので冷静に取り組むことにする。

まず、これはSiSオンボードのVGAとの相性だろうか。オーバーレイ上の画面が異常に暗いのである。ディスプレイの設定を調べると、もっとも暗い設定になっていた。しかし、これを戻して再生しても、一度PowerDVDを終了させ、再度起動すると、なぜかまた暗い状態になってしまう。とりあえず、設定をデフォルトに戻して、再生することにした。

画質については、VR-Xから大幅な向上はあまり認められない。もっとも、VR-Xの時点でほぼ完成の域に近づいてしまっているだろうから、文句はまったく無いのだが。カラーコントロール機能が搭載されているので、少々輝度の低いディスプレイを使用していても、この機能を使えば、多少の改善は可能だ。

デコード速度は、SRS TruSurround XTを使用すると、なぜかコマ落ちが発生する。頻度は高くないのだが、時たま再生が一瞬停止してしまう。ドルビーヘッドフォンや、ドルビーサラウンド・A3Dでは発生しない。次回、自作マシンにてテストしてみようと思う。

で、音質だが、テスト環境には5.1chアナログ出力できるサウンドカードがないので、DTSデコード/プロロジックIIについてはテストできない(ゴメンナサイ)。ドルビーデジタル(AC-3)出力については、目立った変更は無いようなので、SRS TruSurround XTについてレポートしていこうと思う。

サイバーリンクのサイトには、

SRS TruSurround XT
5.1chサウンドの立体感を2chスピーカーで再現する機能です。通常のサラウンド機能とは異なり、人間の聴覚機構を考慮してあたかも後方にスピーカが存在するような3次元サウンドを再現します。この迫力のサウンドを実現するために、「SRS TruSurround」「SRS TruBass」「SRS Focus」を採用しています。

と記述されている。以前のPowerDVDで、「QSurround」という仮想サラウンドモードがあったが、ライセンスの関係か、PowerDVD2000ではなくなっていた。

さて、このSRS TruSurround XTだが、これがなかなかいい。さすがにリアから音は聞こえないが、真横くらいまでにはサラウンド感が広がっている。PCに2chスピーカーという環境の人には、お勧めだろう。QSurroundは音質がいまひとつだったが、SRSのほうは、残響音が少々きついものの、苦になるほどではない。問題は、先にも書いた再生時のコマ落ちくらいか。A3Dやドルビーサラウンドなど、既存のモードも使用可能なので、どうしてもCPUパワーが足りない場合は、そちらを選択してみよう。

余談ではあるが、VR-X付属のリモコンも使用可能だった。リモコンがあれば、再生時の快適感はいっそうアップすると思われる(?)。

結論としては、現在これだけの豊富な機能を持った再生ソフトはほかには見当たらない。使いこなせるかどうかは別として、機能が豊富なのは良いことだ。今買うなら、PowerDVD XP Proで間違いはないだろう。もう買ったけど(笑)。

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