現行DVDにはリージョンコードによる再生地域制限があることは、このサイトを見ている方ならほとんどご存知かと思います。
さて、次世代DVDといわれるHD DVDやBlu-rayでは、リージョンコードはどうなるのでしょうか。
引用:
日本ではHDアナログ出力制限が無効に――AACSのコンテンツ運用規定が決定(ITmedia)
次世代DVDが採用する著作権保護の枠組み「AACS」のコンテンツ運用規定が決まった。注目の「HD映像のアナログ出力制限」は、実質的にアナログ出力制限は行われない方向に。一方、BDにおけるリージョンコードの廃止は見送られた。なお、HD DVDでのリージョンコード採用・不採用はまだ決まっていない。
ということで、AACSによればBlu-rayに関しては引き続き地域制限は行われる模様。
ただし地域分割については見直され、日本は米国と同じリージョン1に設定されるようです。
引用:
リージョン1は南北アメリカ大陸および中国を除く東アジア(インド以東、日本、朝鮮半島、タイ、マレーシアなどはすべてリージョン1)、リージョン2は欧州およびアフリカ大陸、リージョン3は中国、ロシアおよびそれ以外の地域と分類される。
HD DVDはリージョンコード廃止の方向だったようですが、ここへ来て一部の映画スタジオが反対するという暗雲が立ち込めています。
ところで、PCでの次世代DVD再生はどうなるんでしょうか。
デジタル放送の録画同様、なかなか難しい問題がありそうな気がしますが・・・
著作権保護のしくみ「AACS」が策定できておらず、年内のプレイヤー発売にこぎつけられなかったHD DVD。
そんな中、アメリカのヒューレットパッカード社が、HD DVDプロモーショングループへの加入を発表したそうです。
引用:
◆HPがHD DVDプロモーショングループに加入
−Windows VistaでのiHDサポートを重視。BDAも活動継続(AV Watch)
米Hewlett-Packard(HP)は16日(現地時間)、HD DVDを推進するHD DVDプロモーショングループに加入したことを発表した。
HPといえば、Blu-ray推進だったのですが、マイクロソフトがHD DVD支持を表明するにあたり、当初デルと組んでMS・Intelを批判した(CNET)くせに、旗色悪しと見るや両規格への対応を発表した(ITmedia)尻軽な企業でもあります。
そういえば、先日カノープスを買収したトムソン社も、Blu-ray支持派でしたが途中で両規格支持に回るという八方美人ぶりを発揮中。
結局、コンテンツを作る側・コンテンツを受け取り再生する側・そして消費者にとっては、規格分裂はあまりメリットが無く、メディア開発側がイニシアティブを取りたいがためだけの紛争です。
振り回され続ける次世代光メディア、最後に笑うのはいったい誰でしょうか?
DVDドライブのファームウェア改造やレジストリの修正をしなくても、PCをリージョンフリー環境にしてくれる「DVDIdle / DVDIdle Pro」「DVD Region+CSS Free / DVD Region+CSS Free Lite」が5.9.6.5にバージョンアップしました。
また、同社のDVDバックアップソフト「DVDFab Platinum/Gold/Express」も2.9.6.5にバージョンアップしました。
DOWNLOAD
※DVDIdle/DVD Region+CSS Freeは5.80より、DVDFabは2.80よりシリアルコードが新しくなっています。
DVDIdle/DVD Region+CSS Free 5.70やDVDFab 2.70以前のシリアルコードをお持ちの方は、こちらから申請して新しいキーを入手する必要があります。
引用:
【DVDIdle/DVD Region+CSS Free 5.9.6.2→5.9.6.5】
(1)ソニーARccOSプロテクトの除去エンジンを改善しました。
(2)「Cool Money(R2)」および「Kekexili Mountain Patrol(R2)」に採用された、新しいARccOSプロテクトに対応しました。
(3)「Stealth(R2:ギリシャ)」に採用された、新しいARccOSプロテクトに対応しました。
【DVDFab Platinum/Gold/Express 2.9.6.2→2.9.6.5】
(1)(2)(3)は、DVDIdle、DVD Region+CSS Freeと同様。
(4)VSOライティングエンジンを更新しました。
DVDIdle/Region+CSS Free用修正日本語言語ファイル(修正版)公開中。→こちら。
12月10日の発売からわずか4日で、いきなり旧機種となることが決まったマイクロソフト製ゲーム機「Xbox360」。
06年春には、HD DVD再生対応の新機種が発売されるようです。
ファン層・マニア層を裏切るマーケティング、いきなり販売台数で躓いている現行Xbox360はこのままほとんど売れないのでは?
追記:MSがHD DVD機発売を否定しました。
詳細はこちらをごらんください。
引用:
◆“ハイデフ”プラットフォーム「Xbox 360」のAV機能を試す
−iPodの音楽再生に対応。ネットワークAV機能も搭載(AV Watch)
12月10日、マイクロソフトの次世代ゲームプラットフォーム「Xbox 360」が発売された。ゲームプラットフォームとしてのレビューはGAME Watchでレポートしたとおりだが、DVDプレーヤー機能やネットワークメディア機能など、さまざまなAV機能を盛り込んだ製品となっている。
電力消費量が大きいらしく、ACアダプタはかなりデカイですね。
ファン搭載と聞くと、星野金属の「Varius EX」シリーズを思い出します。うちにはEX250がある・・・
筐体の形状はなんとなくDELLの安いPCを思い起こさせます。
AV機器としてもそれなりに優れた機能を持っているようですが、それだけにHD DVD機が出ると言われたら、現行Xboxを購入するつもりだった人も、次期型を待つ方針に変わってしまうのではないでしょうか。
HD DVD機では、恐らくD端子ではなくHDCPもしくはHDMI端子が搭載されると思われます。
ゲームとしては、高解像度は変わらないものの容量が大きく取れるため、ゲームメーカーとしては容量を気にせず製作できます。
ファミコン時代と比較して、ゲーム製作費用は映画並に掛かるようになってきていますが
このタイミングでDVD機を出した理由が知りたいものです。
AACS策定の遅れによるHD DVDプレイヤー発売延長が影響しているのかもしれませんね。
某氏に背中を押されてからしばらく経ちますがまだ買ってませんTME2.0。
で、TME1.0のアップデータが公開されております。
引用:
■TMPGEnc MPEG Editor 更新履歴
【2005.12.13 / Ver.1.3.4.100】
- MPEG-2読み込み時のタイムスタンプ補正機能を搭載しました。
- 環境設定のCPUの項目に、物理CPU数、論理CPU数を追加しました。
- 製品版で、EasyEdition/for BUFFALO/for HOLONなどの各プロジェクトファイルを読み込めるようにしました。
- [ESC]キーで、再エンコード解析画面を中断できるようにしました。
- 出力時のVCDテンプレートの許容ビットレートを1150kbps固定から1100〜1150kbpsに変更しました。
- アドバンスドVBR仕様のDVD-VRの読み込みで、MPEGサンプルフォーマットよりもRGB32サンプルフォーマットが先に取得できる場合に、正しく最大ビットレートなどの再エンコードに必要なパラメータが取得できていなかった問題を修正しました。
- 一部のビデオカードを搭載した環境時に、カット編集画面でのオーバーレイ表示を正常に行なえない問題を修正しました。
- プロジェクトファイルの保存で、クリップ1のクリップ名の文字列にピリオドが含まれていると、 拡張子変更機能でピリオド以降が消えてしまう問題を修正しました。
- その他細かな調整を行ないました。
TMPGEnc MPEG Editor Ver.1.3.4.100のダウンロードはこちらから。
■TMPGEnc MPEG Editorの価格を検索
かつてPCがまだMPEG2デコードに十分な能力を持っていなかった時代、ハードウェアMPEG2デコーダーボード「REALMagic Hollywood Plus」を発売したのがSigma Designsでした。
あれから6年ほど経ち、SigmaDesignsのチップはとうとうパイオニアが採用するまでになりました。
引用:
■パイオニアBDプレーヤーにSigma Designsのプロセッサが採用
−2006年前半に搭載BDプレーヤーを発売(AV Watch)
米Sigma Designsは12日(現地時間)、同社のメディアプロセッサ「SMP8630シリーズ」を利用したBlu-rayプレーヤーをパイオニアと共同開発したと発表した。パイオニアでは、2006年度上期にフル機能を備えたBDプレーヤーを発売予定としており、その製品にSigma DesignsのSMP8634を搭載する。
Ascii24のCEATEC JAPAN 2005のレポートに、「SMP8634」に関する記述があります。
引用:
■CEATEC JAPAN 2005レポート Vol.9(ascii24)
SMP8634はH.264やVC-1、MPEGのデコード機能と7.1chオーディオデコードなどを核に、PCIインターフェースやメモリーコントローラーを内蔵したシステムオンチップで、チップと搭載ボードのリファレンスデザインをOEM先に供給するとしている。
AACSとの絡みがどうなるかわかりませんが、SMP8634を搭載したPC用ボードも展示されていたということで、PCでのHD映像再生も道が絶たれたわけではなさそうです。
■SigmaDesigns Press Release(英文)
なかなか定まらない次世代光メディア規格のひとつ「HD DVD」。
実用化されるされるといいながら未だされていないわけですが、HD DVDプレイヤーの発売時期が、著作権保護規格策定が遅れたことにより延期されるそうです。
引用:
■東芝、AACS規格化の遅れでHD DVDプレーヤー発売を延期(AV Watch)
株式会社東芝は、次世代光ディスク「HD DVD」に採用予定の著作権保護規格「AACS(Advanced Access Content System)」の規格策定の遅れに伴い、HD DVDプレーヤーの発売を延期することを明らかにした。
ソニーの某プロテクトに名前が似ていますが「AACS(Advanced Access Content System)」とは、著作権保護規格ではありますが、現在のDVDに採用されているCSSのような消費者の権利を一切無視して複製防止するような機能ではなく、合法的な範囲において柔軟にコンテンツを扱うことが出来るようにするものだそうです。
AACS策定には、「AACS LA(Advanced Access Content System License Administrator)」という団体がかかわっており、松下、ソニー、東芝といった家電メーカーとディズニー、ワーナーなどの映画業界、そしてマイクロソフトやインテル、IBMというIT企業によって構成されています。
HD DVDを推進する東芝と、Blu-rayを推進するソニー・松下が参画していることからわかるとおり、AACSは次世代規格のいずれにも採用されることになる模様です。
AACSが策定されるにあたり一つ気になることは、「アナログ出力がどうなるか」です。
セキュリティ保護のできるデジタル出力でなければ、コンテンツ出力を許さないという条文がAACSにはあります。
これを素直に受け取れば、D端子やコンポーネント端子、そしてPCのRGBやDVIすべてにおいて、HD映像の出力が許されないことになります。
最近のテレビにこそHDMI端子が搭載されていますが、ちょい前のデジタルチューナー内蔵テレビでもHDMI端子は付いていません。
それらのテレビでは、AACS保護されたHD DVDもしくはBlu-rayがHD映像として見られないとなると、ちょっと問題になりそうですね。
そんなことにならないよう、AACSには消費者を向いた規格策定を行って欲しいものですが・・・さてどうなることやら。
■AACS公式サイト
■東芝HD DVDプレイヤー発売延期ニュースリリース(英文)
改造ファームウェアなどのリスクなしに、PCをリージョンフリー環境にしてくれる「AnyDVD」が5.6.3.1にバージョンアップしました。
Slysoftサイトのトップページには、SONYのお騒がせウイルス「Rootkit」に関する記述があり、「AnyDVDが入っていれば、Rootkitには感染しません!」とあります。
DOWNLOAD
引用:
【AnyDVD 5.6.1.1→5.6.3.1】
(1)「Stealth(ギリシャ R2)」に採用された新しいタイプのARccOSプロテクトに「読み取り不可セクタによるプロテクト」を除去するオプションが対応しました。
(2)DVDShrink、Nero RecodeでARccOSプロテクトされたDVDをバックアップする際に、さらなる互換性を確保しました。
(3)言語を更新しました。