投稿者 : kgotonet 投稿日時: 2005-12-13 23:48:46 (3473 ヒット)

なかなか定まらない次世代光メディア規格のひとつ「HD DVD」。
実用化されるされるといいながら未だされていないわけですが、HD DVDプレイヤーの発売時期が、著作権保護規格策定が遅れたことにより延期されるそうです。

引用:

東芝、AACS規格化の遅れでHD DVDプレーヤー発売を延期(AV Watch)

株式会社東芝は、次世代光ディスク「HD DVD」に採用予定の著作権保護規格「AACS(Advanced Access Content System)」の規格策定の遅れに伴い、HD DVDプレーヤーの発売を延期することを明らかにした。


ソニーの某プロテクトに名前が似ていますが「AACS(Advanced Access Content System)」とは、著作権保護規格ではありますが、現在のDVDに採用されているCSSのような消費者の権利を一切無視して複製防止するような機能ではなく、合法的な範囲において柔軟にコンテンツを扱うことが出来るようにするものだそうです。

AACS策定には、「AACS LA(Advanced Access Content System License Administrator)」という団体がかかわっており、松下、ソニー、東芝といった家電メーカーとディズニー、ワーナーなどの映画業界、そしてマイクロソフトやインテル、IBMというIT企業によって構成されています。
HD DVDを推進する東芝と、Blu-rayを推進するソニー・松下が参画していることからわかるとおり、AACSは次世代規格のいずれにも採用されることになる模様です。

AACSが策定されるにあたり一つ気になることは、「アナログ出力がどうなるか」です。
セキュリティ保護のできるデジタル出力でなければ、コンテンツ出力を許さないという条文がAACSにはあります。
これを素直に受け取れば、D端子やコンポーネント端子、そしてPCのRGBやDVIすべてにおいて、HD映像の出力が許されないことになります。

最近のテレビにこそHDMI端子が搭載されていますが、ちょい前のデジタルチューナー内蔵テレビでもHDMI端子は付いていません。
それらのテレビでは、AACS保護されたHD DVDもしくはBlu-rayがHD映像として見られないとなると、ちょっと問題になりそうですね。
そんなことにならないよう、AACSには消費者を向いた規格策定を行って欲しいものですが・・・さてどうなることやら。

AACS公式サイト
東芝HD DVDプレイヤー発売延期ニュースリリース(英文)


投稿者 : kgotonet 投稿日時: 2005-11-22 00:18:00 (3504 ヒット)

消費者不在のまま、企業の理論で規格化・製品化の進む次世代DVD。
世間でどれほどの人がこの問題を憂慮しているでしょうか。

引用:

HD DVD書換型規格が「HD DVD-RW/RAM」に名称変更
−DVD-Video記録ディスクへのCPRM適用も承認
(AV Watch)

HD DVD書換型規格については、既に1層20GBの規格化が終了している「HD DVD-Rewritable」を「HD DVD-RW」として推進していたが、9月にはHD DVD-RをベースとしたHD DVD Re-Recordableが、仮称「HD DVD-RR」として提案されていた。

今回このHD DVD-Re-Recordableを「HD DVD-RW」、従来HD DVD-RWのロゴ展開を予定していたHD DVD-Rewritableを「HD DVD-RAM」とすることが決定された。


ということで、HD DVDの書き換え可能なメディア規格が、「HD DVD-RR(Re-Recordable)」と「HD DVD-RAM」という名称に変更されました。
正直どうでもいい状態ではあります(笑)
コンテンツメーカーは、結局のところBlu-rayとHD DVDの両方にコンテンツを提供することになりそうで、ユーザとしては、録画容量とかメーカーの好みで規格を選べばいいのかもしれません。

まとまってくれると、一番うれしいのですが、それはどうやらかなわない模様。


投稿者 : kgotonet 投稿日時: 2005-10-04 00:05:12 (3658 ヒット)

最近にわかにあわただしくなってきた次世代DVDの動向。

引用:

東芝、ParmountのBDサポートについてコメントを発表

東芝では「HD DVDについては引き続きサポートされると理解している。ParamountはHD DVDの低コスト、十分な容量、発売時期の早さなどを十分に評価している」とHD DVDは引き続き理解されているとの立場を表明。さらに、「スタジオはCE業界、IT業界で何が起ころうとしているのか、見極めたいと考えていることは理解できる。彼らの製品に対し、できるかぎりのサポートを続けていきたい」と、コメントしている。

ParamountがBlu-rayでのタイトル投入を表明

Paramount Home Entertainmentは2日(現地時間)、Blu-ray Discをサポートし、北米、日本、欧州でのハードウェア投入に合わせてBlu-ray Discでのタイトル投入を行なうことを明らかにした。

東芝、CEATECに出展するHD DVDのデモ概要を公開

CEATEC JAPAN 2005のデモでは10月発売の液晶テレビ「face Z1000」シリーズと組み合わせ、より発売後の利用イメージに近い環境で再生デモを行なう。

BDA、MS/IntelのHD DVD支持理由が不正確と指摘

HD DVD支持のニュースリリースでは、「立ち上げ時のディスク記憶容量(2層HD DVD-ROM 30GB)がBlu-ray Discよりも大きい」としていたが、BDAは、「BDのディスク容量は50GBで、BD-ROM/R/RWの全フォーマットの発売時で50GBを実現している。30GBのHD DVD-ROMより容量で67%多く、150%のストレージ能力がある。コンピュータユーザーにとって大変重要な要素だ」と指摘。

いずれもAV Watchから引用


KGOTO.NETアンケートでは、買い控えの感も強い次世代DVD。
スタートダッシュに成功するのは、どちらのフォーマットになるのでしょうか。


投稿者 : kgotonet 投稿日時: 2005-09-26 23:40:36 (3556 ヒット)

RW9120A、RW5125Aと2台のリコードライブを乗り継いだ私としては、リコーはがんばって欲しいメーカーのひとつ。
DVDドライブからの撤退を聞いたときは寂しさを感じたりしました。

引用:

リコー、HD DVD-RWの2層化技術を開発。フォーラムに提案
−次世代光ディスクは、HD DVD/Blu-rayの双方を開発
(AV Watch)

株式会社リコーは、HD DVDの書換型規格「HD DVD-RW」の2層化技術を開発し、DVDフォーラムに提案。来年中の製品化を目指す方針を明らかにした。


次世代DVDの書き換えメディアについて、HD DVDとBlu-ray両方を開発していくそうです。
もうドライブは作らないのかな?
MP10125Aとか(笑)


投稿者 : kgotonet 投稿日時: 2005-09-22 23:13:46 (3769 ヒット)

Blu-rayとの規格統一交渉が決裂し、それぞれ独自の歩みを始めた次世代DVD。
東芝は、来年春にもレコーダー市販を開始する模様です。

引用:

東芝、HD DVD-R 2層対応レコーダを来春に発売
−ver.2.0規格書の年内発行を目指す
(AV Watch)

株式会社東芝は21日、9月14日のDVDフォーラムの最上位組織「Steering Committee」で、同社が開発したHD DVD-Rディスクの2層ディスク(容量30GB)がver.1.9として承認され、大容量化に目処がついたと発表した。

今後、DVDフォーラムより技術開示が開始され、10月17日から開始されるDVDフォーラムの互換性試験に、同社はディスクメーカーと共に参加。今年中のHD DVD-R 2層ディスクの規格書発行(ver.2.0)を目指す。なお、対応HD DVDレコーダは来春発売の予定としている。


次世代DVDを使ったAV環境について、KGOTO.NETのアンケートでは、圧倒的に「様子見」「当面買わない」という意見が多数を占めています。
VHSとベータではそもそも形状が異なるため、ダブルデッキにでもしないと両対応は難しかったわけですが、Blu-rayとHD DVDは基本的に形状は同じ。
ということは、ピックアップ部分をデュアルにした両対応プレイヤー・レコーダーが出る可能性は高いと思われます。

一般ピーポーwは恐らくデュアルプレイヤー・レコーダー待ちとなり、一部の新し物好きな人やAVマニアはそれを待たずにとりあえず買ってしまうのではないかと。

e-Words「HD DVDとは【High Definition DVD】」
Wikipedia「HD DVD」
HD DVDプロモーショングループ


投稿者 : kgotonet 投稿日時: 2005-08-23 10:25:39 (3650 ヒット)

希望はしていましたが、期待はできなかった次世代DVD統一規格。
大方の予想どおり、決裂という幕引きになった模様です。

引用:

次世代DVDの統一断念、2規格が並立(Yahoo!)

世代DVD(デジタル多用途ディスク)の規格統一を巡り、ソニー、松下電器産業などの「ブルーレイディスク(BD)」陣営と、東芝などの「HD(高品位)DVD」陣営が進めてきた協議が事実上決裂し、新規格による方式統一が困難となった。

 今年末以降の商品発売を目指すと、新規格の共同開発が間に合わない段階に来たためで、次世代DVDは今後、互換性のない2種類の商品やソフトが市場に出回ることになる。


企業利益優先で、ユーザの利便性を無視した結果、こういうことになりました。
さて皆さん、再生環境はどのようにそろえますか?
ぜひアンケートにて投票ください


投稿者 : kgotonet 投稿日時: 2005-08-06 00:08:11 (3876 ヒット)

Blu-rayとHD DVDは相変わらず統一の雰囲気が見えません。
まあ、各社利害が複雑に絡む規格なわけですから、最初から統一なんて難しいことはわかっているのですが。

引用:

東芝とクラリアント、30GB 2層HD DVD-Rの開発に成功(AV Watch)

 株式会社東芝と、スイスのクラリアントは4日、有機色素をベースとした2層式の30GB HD DVD-Rメディアの開発に成功したと発表した。1層式のHD DVD-Rは既に開発されているが、2層HD DVD-Rの開発は初めて。


HD DVDの単層(1層)は、15GBの容量を持つということで、それをダブルレイヤーにすれば当然容量は倍の30GBとなります。
使われるレーザーは、青紫の短波長。
つい6月ごろ、単層HD DVD-Rの量産化めどが立ったというニュースが入ったばかりなのに、もう2層開発成功ですか。
さすが、というべきなのか、よっぽど有機色素による量産成功が利いたのか。

リードオンリーのHD DVD-ROMは3層とか言ってましたし、光メディアの進化はまだまだとどまるところを知りませんね。


投稿者 : kgotonet 投稿日時: 2005-05-12 00:42:24 (4137 ヒット)

Blu-rayと比較して、既存DVDとの互換性が高いと言われるHD DVD。
ただし高いのは、再生互換性ではなく、設備投資の面でだとか。
つまり、DVD製造ラインを大幅に変えることなくHD DVDが製造可能なんですな。

さて、そんな話は置いといて、現在のDVDは2層が最高ですが、HD DVDはついに3層に到達するそうです。
1層=15GBということで、容量は単純に3倍して45GB、ということは現行2層DVDの5倍くらい。

引用:

東芝、HD DVD-ROMの3層化技術を発表。容量は45GB
−フォーラムに提案。HD DVD/DVDの両面2層/38.5GBディスクも
(AV Watch)

株式会社東芝は11日、次世代DVDのセルビデオソフト向け規格「HD DVD-ROM」の片面3層化技術と、片面2層HD DVD/片面2層DVD-ROMの両面HD DVD/DVD-ROMディスクを開発したと発表した。


東芝の開発したこの3層HD DVDですが、

> 1枚のディスクに約12時間のハイビジョン映像を収録できる

と書かれていますが、45GB=46080MB(1GB=1024MB)、12時間=43,200秒とすると、1.067MB/秒すなわち、8.5Mbpsくらいです。

ハイビジョン映像って8.5Mbpsで足りるんですかね?
何か計算まちがってるでしょうか?(汗)。


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