次世代光メディア規格
次世代光メディア規格 : BD/HD DVD用次世代音声フォーマットの現状
現在のDVDで使用できる主な音声フォーマットというと、「ドルビーデジタル(含むEX)」、「DTS(含むES)」といったところでしょうか。
次世代フォーマットにおいては、それぞれの拡張版として「ドルビーデジタルプラス」「DTS-HD」に加え、「ドルビーTrueHD」というフォーマットが加わります。
引用:
■BD/HD DVD用次世代音声フォーマットの現状
−DD+/TrueHD/DTS-HDは“いつから”使えるのか(AV Watch)
Blu-ray Disc/HD DVDともに準備が整い、パッケージソフトの世界でもいよいよ次世代DVD市場が立ち上がろうとしている。
1,920×1,080ドットの高解像度映像や、MPEG-4 AVCやVC-1などの新コーデックの採用による低ビットレートでの画質向上、さらにはiHDやBD-Javaによるインタラクティブ機能などの共通する特徴を持つ。また、音質面でも新コーデックを採用し、音質の向上も期待される。
JPEGなどと同じ、圧縮すると品質が劣化し元に戻せない不可逆圧縮タイプのドルビーデジタルプラス。
ビットレートが32kbps〜6Mbpsと大幅に拡張されます。
ドルビーデジタルプラスはこれまでのアンプではデコードできないため、その実力を引き出すためには専用アンプが必要です。
ただし、プレイヤー側でのドルビーデジタルへの変換が必須となっているため、旧来のドルビーデジタルレベルでの再生は可能となっています。
ドルビーTrueHDは、ロスレスタイプすなわち圧縮による品質の劣化が無いフォーマットとなります。
ドルビーデジタル自体は固定ビットレートでしたが、TrueHDはVBR対応となり、その最高ビットレートは18Mbpsにも及びます。
DTS-HDは、従来のDTSとの互換性を有するものの、スペックは拡張されています。
コアストリームと呼ばれる従来のDTS部分に、拡張ストリームを追加し、最大18〜24Mbpsのビットレートに対応しています。
拡張部分のコーデックによってロスレスも可能となり、「DTS-HD Master Audio」と呼ばれDTS-HDの最も音質の良いフォーマットとなります。
実際、これだけのスペックアップがなされているわけですが、CDがMP3レベルに劣化してもあまり気にならない人間にとっては、どのくらいの感動を与えてくれるのか、やや疑問ではあります。
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