報道関係者各位
プレスリリース 2008年8月12日
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社
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北京オリンピック商戦 Blu-rayレコーダー販売動向
= 買い増し比率の増加により市場成長を牽引 =
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ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社(所在地:東京都
中野区、代表取締役社長:朝比奈 進)は、北京オリンピック商戦で注目の
「Blu-rayレコーダー」の購入動向を、同社が調査している家電量販店のPOS
実績調査(サービス名称:ACSISS-E)結果、ならびに時系列購入者調査
(サービス名称:CCI)の結果よりまとめた。
=概要=
・DVDレコーダー全体の前年比は直近週(08年7月28日週)で136%(数量ベース)。
オリンピック開幕6週間前より市場が活性化。
・Blu-rayレコーダーの構成比は08年7月期には数量ベースで約4割。金額ベース
では約6割に達した。
販売数量は2007年11月第1週と比較して3.5倍、平均価格は同時期比較で17%
減となった。
次世代DVDの規格統一と低価格モデルの発売によって販売が加速した。
・Blu-rayレコーダー購入者における購入理由は「現在の製品に加えての購入」
である買い増し比率が増加。また薄型テレビ購入にBlu-rayレコーダーを同時
購入した割合はソニー製薄型テレビ購入者が最も高い。
テレビとのリンク機能訴求がBlu-ray機器の販売の大きな要因に。
・08年1月〜6月におけるモデル指名購入率、製品満足度共に1位だったのは
松下電器産業「DMR-BW800」。「簡単操作」「Wチューナ搭載(W録画)」
「DVDへのハイビジョン録画」に対して高評価。
【市場全体:オリンピック開幕6週間前より活性化】
DVDレコーダー全体の前年比を見てみると(図1)、08年春商戦後は数量ベース
110%前後で推移していたが、オリンピック開幕6週間前の6月23日週より約120%、
さらに直近週(08年7月28日週)では136%へ、また金額ベースの直近週では157%
に達した。以前のスポーツイベントと同様に、イベント開幕の6週間前から市場
が活性化する傾向が今回も見受けられた。
図2のDVDレコーダー販売動向を規格別に見てみると、Blu-rayレコーダーの
構成比は08年7月期には数量ベースで約4割。特に金額ベースでは約6割に達し
ており、DVDレコーダー市場全体の成長に寄与していることがうかがえる。
販売数量に関しては各メーカーによる新製品の市場投入が活発化した
07年11月第1週と比較して3.5倍、平均価格は同時期比較で17%減となった。
次世代DVDの規格統一と低価格モデルの発売によって販売が加速していること
がわかる(図3)。
※図1:「DVDレコーダー 数量・金額前年比」
図2:「DVDレコーダー規格別 数量・金額構成比」
図3:「Blu-rayレコーダー 販売数量指数・平均価格」
(プレスリリース末部の付帯情報「graph1」をご参照ください)
【Blu-rayレコーダー 積極的な買い増し比率の増加】
次に当社が毎月実施しているBlu-rayレコーダーの購入者調査の結果から
購入理由について見てみると「現在の製品に加えて購入」である買い増し比率
が増加している。
また「従来の製品がまだ使えるがBlu-rayレコーダーを購入した層」が3割
おり、前述の買い増し層と合わせて8割にも達する積極的な買い替え層が
Blu-rayレコーダー市場を支えていると言ってもよいだろう(図4)。
※図4:「Blu-rayレコーダー 購入理由構成比」
(プレスリリース末部の付帯情報「graph2」をご参照ください)
【ソニー薄型テレビ購入者の同時購入が最も高い】
薄型テレビ購入者でBlu-rayレコーダーも同時購入したという人の割合を
メーカー別に見てみると、ソニーの薄型テレビ購入者の値が最も高い。現在で
3シリーズ目となる、TVCFや交通・屋外広告にて、一貫して次世代画質への認
知訴求を行ってきたことの効果も現れていると見られる。
また松下電器産業は直近3ヶ月で同時購入率が上昇していることがわかる。
各社が訴求しているテレビとのリンク機能の認知が進むにつれ、Blu-ray
レコーダーの製品選択における影響力を増しているものと考えられる(図5)。
※図5:「薄型テレビ購入者別 Blu-rayレコーダー同時購入構成比」
(プレスリリース末部の付帯情報「graph2」をご参照ください)
【モデル指名購入率、製品満足度 共に1位は松下電器産業「DMR-BW800」】
さらにどのモデルの購入者の評価が高かったのか見てみたい(図6)。前述と
同様の時系列購入者調査結果より08年1月〜6月の購入者データから製品購入の
際、型番を指名して購入した割合(モデル指名購入率)、購入製品の購入直後の
満足度(製品満足度)を見ると両指標において共に1位だったのは松下電器産業
「DMR-BW800」であった。同モデルの満足理由としては「操作が簡単」
「Wチューナ搭載(地デジの同時録画が可能)」「DVDへのハイビジョン録画が
可能」とのコメントが見られた。また「AVCHD規格の記録映像がハイビジョン
画質でDVDに記録できる」などハイビジョンビデオカメラとのデータ連携機能
に対しても評価が高い。
満足度2位はシャープ「BD-HDW15」。「リモコン操作が簡単」「デザインが
良い」「サイズがコンパクト」などのコメントが見られた。3位はソニー
「BDZ-X90」。「おでかけ・おかえり転送機能を利用してPSPで録画を見るのが
楽しみ」など映像を持ち出す訴求に高評価。また「番組表が見やすい」
「デザインが良い」とのコメントも多く見られた。
※図6:「08年1〜6月期 Blu-rayレコーダー 購入製品満足度ランキング」
(プレスリリース末部の付帯情報「Ranking」をご参照ください)
今後はオリンピックの熱戦の状況を受け、さらなる駆け込み需要も予想される。
次世代DVDの規格が統一された今、「Blu-rayレコーダーで“簡単”“きれい”
にハイビジョン画質を残せる」というメッセージをどう消費者に伝えるか、
メーカー各社の取り組みに今後も注目が必要である。
◆CCI 調査概要
調査方法 :インターネット調査
調査対象者:1.16歳以上の男女
2.過去1ヶ月以内に該当する家電製品(対象品目参照)を購入された方
サンプル数:約59,932(2007年10月〜2008年6月調査 全対象品目回答延べ
サンプル数)
サービススケジュール:
調査対象期間 :調査対象月1日から月末
調査実施期間 :調査対象月の月末から調査対象翌月上旬
データアップロード:調査対象翌月の15日前後
サービスカテゴリー:
・カラーテレビ(LCD/PDP)・DVDレコーダー(DVD/Blu-ray)
・デジタルポータブルオーディオプレーヤ
・デジタルスチルカメラ(コンパクト/一眼レフ)
・パソコン(デスクトップ/ノート)・デジタルビデオカメラ
・携帯電話・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・クリーナ・エアコン
・炊飯電子ジャー
詳細はこちら< http://www.gfkjpn.co.jp/research/index.html >
≪GfK Japanのデータについて≫
全国有力家電量販店より、毎日POSデータを収集。モデル別であらゆる
カテゴリーの動向を調査している。多くの市場データが出荷時点を捉えている
のに対し、販売時点で実需を細かく追っているのが特徴である。
また、同様に総合量販店(GMS)や地域家電店、インターネットチャネルなど
からも販売データを収集。家電以外にも、ゴルフ用品やDVDソフトウエアの
販売データを構築している。
※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、
「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。
付帯情報はこちらをご参照下さい。
graph1 http://www.atpress.ne.jp/uploadimages/29748a10eae.jpg
graph2 http://www.atpress.ne.jp/uploadimages/1b848a10eaf.jpg
Ranking http://www.atpress.ne.jp/uploadimages/1b748a10eb0.jpg
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