国内でのDVD+Rドライブ元祖として知られるリコー。
CD-RW/DVDコンボドライブ「MP9060A」を皮切りに、DVDドライブのトップメーカーに躍り出た。
そして記録型DVDドライブ黎明期には、DVD-Rよりも互換性が高いことをウリにDVD+Rを前面に押し出す。

しかし、記録型DVDメディア対応ドライブやプレイヤーが増加し、+Rであるメリットは徐々に失われていく。
他社が±Rドライブやマルチドライブに移行するなか、かろうじてNECのND2500Aを「MP5308D」として発売。
すでに記録型DVDドライブは価格競争の波に飲まれており、その波を漕いでいくリスクをあきらめたリコーは04年10月、ついにDVDドライブ事業から撤退を決めた。

もはや最近のプレイヤーではあまり意味を成さないROM化ではあるが、MP5125A/5240AはDVD+RWメディアをROM化できる、貴重なドライブである。

リージョンフリーについては、リコー純正であるMP5120A/5125A/5240Aいずれにも改造ファームウェアが開発されている。
また、当サイトの来訪者協力のもと、MP5125Aには何度ファームウェアを更新しても変更回数の減らないスーパーRPC2ファームウェアをリリースしている。
興味のある方はダウンロードからどうぞ。

DVD Region+CSS Freeも問題なく動作する。

アイオーデータ DVDRW-AB4.7P2（RW5125A）