このページでは、リージョンコードについて説明します。
リージョンコードとは、簡単に言ってしまえば、プロテクトです。世界を6つの区域に分けて、それぞれ番号を振り分け、DVDプレイヤーとDVDビデオ双方にその番号情報をもたせます。具体的には
0.なし(タイトルのみ) 1.アメリカ、カナダ 2.日本、ヨーロッパ 3.アジア 4.オーストラリア、中南米 5.旧ソ連 6.中国 |
となっています。(2000年)
つまり、アメリカで購入した、リージョン1のDVDビデオを日本に持ち帰って日本製のプレイヤーで再生しようとしてもできないわけです。 このようなシステムができた背景にはハリウッドの思惑が大きく絡んできます。たとえば、ある映画が2000年にアメリカで封切られたとしましょう。しかし、その映画は全世界で同時に公開されるわけではありません。アメリカで2000年夏公開映画が日本では2001年春になることもめずらしくないと思います。しかし、日本で未公開の映画がすでにアメリカでDVD化されていた場合、もしこれらのDVDが日本に流入したら、映画の興行に影響を与える可能性が高い、とハリウッドは考えたわけです。そこで、提案されたのが、リージョンコードというわけです。
DVDビデオの再生には、プレイヤーとタイトルのリージョンが一致している必要があります。PC-DVDでも同様に、プレイヤー(ソフト/ハード再生)とタイトルのリージョンが同じであれば問題ありませんでした。しかし、1998年末から1999年にかけて、DVD-ROMドライブにもリージョンコードを持たせようという動きが出てきました。基本的には1999年1月以降に生産されるドライブはすべてこのリージョンコードを持っています。この、リージョンコードを持ったドライブをフェーズ2ドライブ、それ以前のコードを持たないドライブをフェース1ドライブと呼びます。
さて、それでは、PC-DVDでリージョンフリー環境を実現するためにはどうしたらよいでしょうか。具体的には、以下の3要素におけるリージョン問題をクリアする必要があります。
各項目のリージョンフリー手順については、それぞれのリンクを参照してください。
この3つをクリアしなければ、リージョンフリー環境は手に入らないわけですが、PC初心者には少々敷居が高いかもしれません。
また、メーカー製PCに搭載されているDVDドライブには、メーカー独自のファームウェアが適用されている場合もあり、汎用の改造ファームウェアを使うとPCに不具合が発生する恐れのあるモデルもあります。
そういう方には、インストールするだけでリージョンフリー環境が実現できてしまうモノグサソフトをお勧めします。
詳細はリージョン解除ソフトウェア比較をご覧ください。