業績が悪化し、発売する製品製品に落胆させられつつも、やはり新製品となると気になってしまうカノープス。
まずは、PCIアナログキャプチャボード「MTVX2005」。
チューナーはMTVX2004のフィリップス製と決別、ソニー製へと転換を図りました。
CATVは相変わらずC35までですが、専用チューナーを必要とするCATV社が多いので、これはあまり関係ないでしょう。
エンコーダーもMTVX2004のフィリップス製から、NEC製を採用、よく批判されるシーンチェンジ破綻は改善されているのでしょうか。
NEC製ということでIフレ25Mbpsキャプチャは出来なくなってしまいました。
フレーム単位の編集前提でキャプチャしていた人は、ちょっと辛い仕様変更ですね。
W3D非対応ながら3DNRと3DY/CS回路を内蔵、新たにTBCを搭載したことで、VHSからのキャプチャ時に品質が向上しそうです。
残念ながら(?)コピーワンス信号対応で、m2d方式の保存により、録画したPCでしかデジタル放送は見られません。
MTVX2005は店頭予価19,800円で、2月下旬発売予定です。
カノープス「MTVX2005」ニュースリリース
続いてUSB2.0タイプのMTVX。
「MTVX2005USB」は、名前が変わって羽2004→2005になったくらい。
面白くないですな。
2chではこの製品の前モデルMTVX2004USBは、いまいち評判が良くないようで。
かつてのMTV2400も2万円前後でまだ売っていたりするので、画質優先でUSBキャプチャユニットを探すならそちらのほうがいいかもしれませんよ。
店頭予価19,950円で、2月下旬発売予定。
カノープス「MTVX2005USB」ニュースリリース
そして、ハードウェアトランスコーダーとして、Windows Media Playerで再生できるメディアを、リアルタイムでMPEG2に変換できるPCIボード「Ultra Encoder X2000」です。
価格は29,800円で、3月上旬発売予定。
あくまでリアルタイム変換なので、1分の映像を1分以下で変換することは出来ません。
しかし、CPU負荷は劇的に下がるので、「ながら処理」が好きな人には快適な環境を提供してくれるかも。
これでMPEG1/2だけでなく、DivXに対応していたら、きっとバカ売れだったんじゃないかなぁ、もったいない。
カノープス「Ultra Encoder X2000」ニュースリリース
最後に、リアルタイムDV編集システムとしてアマ〜セミプロクラスのユーザ間で名を馳せたDVStormの最新パッケージです。
「超編Ultra EDIT with DVStorm XA」は、店頭予価54,800円で、2月下旬発売予定です。
1月に発売されたDVStorm-XAは、EDIUS Pro 3をバンドルしていましたが、8万円という価格に手を出しにくいところがあったと思われます。
そこで、単価の高いEDIUSをやめ、StormEdit→Let'sEditと来て、「UltraEdit」と名前を変えた自社製編集ソフトをバンドルし価格を下げてきました。
初代のDVStormは、フルサイズのバカでかいカードゆえ装着できるPCは限られていました。
このXAはカードサイズを小型化しているので、ケースの小さいPCでも装着できるようになったみたいです。
我が家のDVStorm 2 Liteは、いわゆるPremiereが付いていない廉価版、位置づけはこの「超編Ultra EDIT with DVStorm XA」とよく似てます。
それでも定価はかなり高かったのですが、カノプダイレクトのアウトレットセールにて49,800円で購入しました。
メーカーPCを買えばたいてい何も追加しなくてもビデオ編集できる装備が付いている現状、5万円追加投資してこのシステムを購入する人がどれくらいいるか。
個人的に、DVStormとStormEditは非常に使いやすいので、重宝してるんですが、最近は腰すえて編集するヒマがあまりありません(w
カノープス「超編Ultra EDIT with DVStorm XA」ニュースリリース
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